体外受精・顕微授精ART4-1-3

体外受精・顕微授精についてFERTILITY TREATMENT

体外受精は、排卵前の卵胞から卵子を取り出し、卵子と精子を一緒にしておくことで受精させる方法です。
顕微授精は、採卵までは同じですが、受精困難と思われる場合に精子を直接卵子に注入して受精させる方法です。受精すれば、その受精卵を2~6日培養液内で培養し、受精卵を適切な時期に細い管を通して子宮内に戻すことで妊娠を目指します。

体外受精・顕微授精は、受精を直接確認することができ、良好な状態の受精卵を体内に戻せるということが利点と言えます。
両側卵管閉塞、子宮頚部因子、抗精子抗体強陽性、タイミング法や人工授精で妊娠できなかった方(男性不妊、子宮内膜症、排卵障害、原因不明)が対象となります。
当院では体外受精をしている方(原因不明)でも自然妊娠する場合があるためタイミング法、人工授精も行い、毎周期のチャンスを大切にしています。

体外受精・顕微授精の流れFLOW

両側卵管閉塞、子宮頚部因子、抗精子抗体強陽性の方で精子の状態がいい方は体外受精をお勧めいたします。

34歳未満で人工授精を6周期行っていても妊娠しない場合、35歳以上や卵巣年齢の高い方で人工授精を3-4周期行っていても妊娠しない場合で精子の状態がいい方は体外受精へのステップアップをお勧めします。
40-42歳の方で精子の状態がいい方は早めの体外受精をお勧めします。43歳以上の方は体外受精でも出産率が3%以下と低く、体外受精でしか妊娠できない方以外はお勧めしません。

精子の状態が良くない方は顕微授精をお勧めいたします。採卵当日に急に精子の状態がよくない方も顕微授精へ変更することができます。精子の状態が非常に良くない場合は泌尿器科との連携も必要になりますので、大きな不妊治療施設へご紹介することがあります。

「体外受精・顕微授精について」定期的な体外受精説明会を予定しています。日程が決まりましたらご案内致します。
当院は助成金申請可能ですので、ご希望の方は受付へお申し出ください。

当院の治療実績-今後ご報告を予定しています。
体外受精・顕微授精の簡単な流れを説明いたします。

前周期

・超音波
・採卵のための採血
※採卵のための同意書をお渡しします

今周期 生理開始1日目 クリニックへ電話連絡
1~3日目 診察

・超音波
※同意書が必要です

卵巣刺激開始
 ショート法、アンタゴニスト法、クロミッド法

毎日注射
 自己注射であれば通院日数を減らせます
生理開始 7~8日目

・超音波

生理開始 10~11日目

・排卵日決定

採卵2日前 夜9時ごろ

・排卵誘発剤注射

採卵 朝8時~10時

・麻酔下に膣壁から卵胞に針を刺し吸引
 体外受精・顕微授精した後培養

 ※昼過ぎに帰宅し自宅安静

採卵 2~3日後

・新鮮胚移植(+ホルモン補充)
 ※痛みは殆どなし!

又は

・全胚凍結

採卵 一週間後
移植1週間後

・超音波

移植2週間後 全胚凍結 2週間後

・妊娠判定

 

・凍結胚を移植する日を決定

当院では事実婚の方への治療も行っております。
戸籍謄本等の必要書類があります。

生理がしっかり始まった日を1日目としてください。夜から始まった場合は次の日を1日目としてください。

自己注射の方は自己注射同意書が必要になります。自己注射の指導は生理1日目のお電話で看護師がご相談致します。

注射の日数は個人差もありますが、連日7-8日間が多いです。クロミッド法は隔日の注射が多いです。

卵巣年齢が低い方は排卵誘発により卵巣が腫れることがあります。避妊し、スポーツも控えてください。水分摂取も気をつけてください。

採卵当日は当院のガウンに着替えていただきます。お化粧、ネイル、アクセサリー等はつけずに来院してください。

帰宅前に診察、処方、その後の説明(安静度、移植時期、凍結の相談など)があります。

採卵翌日から通常お仕事をすることはできますが、安静を指示されることがあります。

採卵2-3日後に何個受精したか、お伝えします。

凍結胚移植の流れFLOW

体外受精・顕微授精の方で、採卵後に受精卵を凍結されている方はご都合の日にちに合わせて凍結胚を融解して子宮内へ移植することができます。通常13時15分頃となります。

凍結融解胚移植の簡単な流れを説明いたします。

ホルモン周期の場合

前周期

・超音波
・採血 ※必要なとき

今周期 生理開始

・移植日決定
・ホルモン補充開始

移植前

・子宮内確認
・超音波

移植

・初期胚・・・約18~20日前後
・胚盤胞・・・約3週間後
麻酔なしで痛みなし! 普段どおりの生活

移植1週間後

・超音波

妊娠判定

自然周期の場合

今周期 生理開始

・ホルモン補充なし

生理開始 10~16日目(個人差があります)
避妊必要

排卵前チェック
・超音波
・尿ホルモン検査

数日頻回に受診し排卵日予測
排卵確認

・移植日決定
※都合が合わない場合はキャンセル(移植中止)となります。

移植

・初期胚・・・排卵2~3日後
・胚盤胞・・・排卵5~6日後

妊娠判定

ご自身のご予定を立てやすくするために当院ではホルモン周期の凍結胚移植をお勧めしています。

戸籍謄本等の証明書、凍結融解胚移植の同意書も必要になります。

ホルモン周期では排卵を抑えて、内膜を厚くして卵が着床しやすい状態を作るのですが、まれに排卵が抑えきれなくてキャンセル(移植中止)となるケースもあります。また、出血が起きて内膜が厚くならない場合にもキャンセルになることがあります。

予定通りホルモン剤を使用しないと着床しないことがあります。

ホルモン周期での妊娠の場合、ホルモン剤を妊娠9週くらいまで続けていただくことになります。途中でやめてしまうと流産の原因になりますのでご注意ください。

凍結胚のある方は毎年凍結保存期限を更新するためのお手続きと、お支払いがあります。凍結胚を廃棄するときもお手続きが必要になります。
妊娠された後にまた凍結胚を戻したいときには、授乳を終えられてから生理が始まる前に、初診枠で予約をおとりください。
ホルモン採血、感染症採血(奥様のみ)、戸籍謄本等の証明書が必要になります。

タイミング法について

タイミング法について

詳細

人工授精について

人工授精について

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費用について

費用について

詳細

〒150-0022
東京都渋谷区恵比寿南1丁目4番15号 恵比寿銀座クロスビル5階
[患者様] TEL : 03-6452-4278  Mail : info@ebisu-womens.jp
[業者様] TEL : 03-6452-4276  Mail : office@ebisu-womens.jp
※なお、業者様からのご連絡は緊急の場合を除いてメールにてお願い致します。
院長堤 麻衣
診療科目産婦人科

診療時間
8:0013:00 - 8:3013:00 8:3013:00
17:0021:00 - 15:0017:00

休診日:木曜日・祝日・第3日曜日

アクセス

電車でお越しの方JR恵比寿駅西口/東京メトロ日比谷線恵比寿駅3番口から徒歩1分

正面ロータリー前の横断歩道をわたり、三井住友銀行恵比寿支店を左に曲がると、恵比寿銀座商店街(角にドトール)があります。商店街を入って20mくらいに当院が入る恵比寿銀座クロスビルがありますので、エレベーターで5Fへお上がりください。

電車でお越しの方お車でのお越しの場合

当院は駐車場設備がありませんので、お車でお越しの場合は近隣のコインパーキングもしくはアトレ恵比寿の駐車場等をご利用ください。

恵比寿ウィメンズクリニック
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